マラソンのために足底筋膜炎を治したい 50代男性

意外に感じられるかもしれませんが、かかとの痛み(足底筋膜炎)は、からだ内部(下腹部)の筋膜に溜まった緊張と連動していることが多いです。

緊張は、ストレスで自律神経が乱れることで起きます。

マラソンされている方は、冷水の水分補給など温度差ストレスで自律神経の乱れが起きていることが多く、それにより足底筋膜炎に至る事例は結構多いのです。

朝起きた時とマラソンの練習中にかかとが痛む50代男性の改善経過

「半年前から、右かかとのアーチの境目に痛みが出始めました。」

「朝起きて歩こうとしたとき痛い。」

「ジョギングし始めも痛くて、途中痛みが消えるのですが、ジョギング終盤にまた痛くなってきます。」

50代男性。

施術前の痛い箇所図(足底筋膜炎・首痛)

右足のかかととアーチの境目を押さえると痛い。

頭を上げた時の首の痛さもあります。

施術経過

整体チェック法でみた不調との連動(引き合い)部位。

かかとの痛み(足底筋膜炎):

  • からだ内部緊張との連動 60%
  • 脚部の緊張との連動 40%

首の痛み:

  • からだ内部緊張との連動 40%
  • 脚部の緊張との連動 50%

整体チェック法でみながら、順序よく古い残緊張の解放を促して、チェック法の反応がある程度減ったところで確認。

「首はさっきより良いです。大丈夫です。」

「かかとはまだ痛いです。」

再調整で、

「かかとの痛みが減ってきています。」

数回、再調整と確認をおこなって、最終、かかとの痛みは2割残った状態で終了。首痛は消えました。

緊張の開放手法の種類から、からだ内部緊張(内臓周りの筋膜の緊張)は、温度差ストレスと思われます。

冷え取りの個人ごとの最適値をお伝えしました。

「自分はかなりがぶ飲みしています。」「ペットボトル2本とか。」

ご自覚があるみたいです。

2回目(前回から3日後)

次の日の朝はかかとに痛みが出たのですが、その次とその次の朝は痛みを感じなかった。」

「次の日に走ったんですけど、走り始めと10kmで痛みが出ました。でも、前より痛みが和らぎました。」

「上半身が楽でした。」

3回目(前回から5日後)

朝の痛みが続きだしました。」

「走ってないのですけど、お尻の筋肉痛のような痛みが出てきて、1年前に患っていたつらさに似ています。」

「以前から時々出ていた、左肩甲骨のしびれがはっきりでてきました。」

からだに溜まった緊張の蓄積をとっていく療法なので、表面化してきた緊張によって、つらさの出方が変わったり、昔起きていたつらさがでてくることがあります。

4回目(前回から2週間後)

「今日は25km走りました。最初の1kmと20kmで出たけど、激しい痛みはない。走れる。

朝のかかとの痛みは気にならなくなった。」

「前回出た肩甲骨とお尻の痛みも出ていない。」

5回目(前回から3週間後)

「朝の痛みはまだ出ていない。気にならないです。」

「今日20km走ってきましたが、走り始めと終わりごろに痛みを感じたけど、前より弱いです。」

「昼休みとか、仕事中動く瞬間とか、ふとしたときに痛みを感じることがあります。しかし、続く痛みではない。」

「昔に比べると、その痛みの回数は減っています。」

「時々ですが、もう完治したんじゃないかな?と思うくらいの時もあります。」

6回目(前回から一か月後)

「朝の痛みは良い状態が続いています。」

走っているときもかかとの痛み大丈夫です。走った後、くつろいでいるときにズキッと痛みを感じることがあります。」

「今日も20km走ってきました。」

「さっき、ズキッと感じました。でも、一瞬で、前みたいに続かない。」

「全体的には痛みは取れて楽になっています。」

7回目(前回から一か月後)

「時々チクッとささるような痛みや張りを感じることがありますが、まれで、いつもではないです。」

一か月のメンテナンス間隔を2回受けていただけて、状態は良好。

順調に改善してよかったのですが、

7回目は8月。本来であれば、おかやまマラソンに向けての追い込みの時期だったでしょうが、今回は新型コロナで中止になっているみたいで、残念!!

早くいつもの日常が戻るといいですね。

整体所感

当院ではマッサージやストレッチなどの手法は使わずに不調の要因に直接アプローチしていきます。

自律神経がかけている緊張の蓄積だけを取っていくと、かかとの痛みはその場で変化します。(変化量に個人差はあります)

大半の足底筋膜炎は、かかとには原因が無いことが多く、ボディ側にアプローチすべき主ポイントがあるのです。

今回、からだ内部(内臓系周りの筋膜)の緊張との連動が、リレーションとしての主要因でしたが、これは、ほとんどの足底筋膜炎で共通の施術ポイントなのです。

痛みから離れた部位に要因があることについて、

「かかとの痛みがなぜ内臓まわりと?」

と思われる方が多いのですが、頭痛や肩こり、腰痛など他の不調も同様で、内部含め、からだ全体に溜まった緊張の影響が、結果的にかかとに現れたということです。

これは筋膜による連動現象(引き合い現象)がかかわっていると言われていて、痛い箇所で何かが起きている現象ではないのです。

かかとに痛みがなぜ発生するようになった?

主に2つのパターンがあると施術からわかっています。

きっかけがあってかかとに他部位からの影響が集中したケース

今回のケースはこちらと思われます。

冷たい飲食による温度差ストレスで自律神経が乱れて、からだ内部に緊張の蓄積が起きた。

緊張の蓄積が、からだの許容範囲に対して余裕がなくなってきて、どこに影響がでてもよい状態になった時に、走るという行為がきっかけとなり、かかとに連動現象が起き、かかとに痛みを感じるようになった。

よく、「インソールを変えて痛みが悪化した」みたいなヒアリングがあります。

詳細を伺うと、かかとのアーチにフィットしたインソールで悪化が起きていることが多いです。

アーチにインソールが当たって刺激が加わることがきっかけとなり、緊張の連動の矛先がその刺激箇所に集中しやすくなり悪化するのです。

からだ全体の緊張の蓄積を減らしていくことと、自律神経の乱れを抑える習慣改善で、元の良い状態に改善していきます。

脳がかかとに痛みをかけてくるケース

心的ストレスで考えすぎることが多くなると、脳が疲労して痛みをかけてくる場合があります。

足底筋膜炎でよくある心的ストレスとは、競技に対するプレッシャーなど責任感ストレスが多いと感じています。

  • 代表に選ばれたからには結果を出さなければ
  • このメニューをこなさなければ代表になれない
  • この大会では上位で完走しなければならない

など、立場や実力によって発生する『ねばならない』というプレッシャーがかかわることが多い。

他のパターンとしては、お子さんで親に競技を強制されているケース。

心ではその競技をやめたいけど、親の期待に応えなければという心的ストレスが影響している場合があります。

この場合、普段、友達と遊んでかけっこしても痛みが起きないけれど、習っている競技の時間になると、かかとが痛くて走れない状態になったりします。

このような心的ストレスは、脳の疲労につながると考えられていて、脳が疲労を避けるために、動けなくなる位置に痛みを出してきたり、休む理由になるように痛みを作ってくれる場合があるといわれています。

痛みの主要因は、『現在進行形の心的ストレス』ということになり、これ自体は整体で直接的には対処しにくいものになります。

しかし、『現在進行形の心的ストレス』だけで痛みが出ているわけではないケースも多く。

たとえば、冒頭の事例のような温度差ストレスも併せて痛みが出ていたり、過去の事故や怪我などでうまく処理されていない残緊張も併せてかかわっていることがあるのです。

その場合、それらを減らすことで、『現在進行形の心的ストレス』が残っていても痛みとしては消えていく場合があります。

足底筋膜炎になったときにやってはいけないこと

当院での足底筋膜炎の施術実績では、今のところ、病院で棘とか指摘された方でも、結果的にそれが痛みに関係していなかったケースにしか当たっていません。

経験から、足底筋膜炎の大半は自律神経がかかわる痛みと考えています。

したがって、かかとに痛みが出た時に、

  • 痛い箇所を揉まない(刺激をかけない)
  • 痛い箇所にストレッチをかけない
  • アーチ部分に触れるインソールを使わない

ことが大切と考えています。

いつもおこなっている運動で痛みが出た方は、痛みの出始めは何らかのストレスで一時的に起きている可能性があることを思い出していただいて、運動を休む方向で調整し、刺激を入れずに様子をみられるとよいと考えています。

- About Us -
岡山市の整体院ほぐし庵
完全無痛の技術
技術的特徴
●不調の原因(緊張)を捉える技術(整体チェック法)
●緊張の開放を促す技術
この2つが一体化していることが特徴。
緊張の開放に比例した、不調やバランスの改善をその場で確認できます。
アゴの整体 も得意で力を入れています。 病院の検査で異常無い全身のお辛さが対象範囲です。
お辛さには必ず原因が存在しています。
医療機関で手だて無く悩んでおられる方へ、意外と整体的要因が原因である場合があります。ご相談ください。
※注意 このブログは、当院の整体施術によるお客様の改善経過のヒアリングと観察を基にまとめたものです。医療行為はおこなっておりません。整体は筋肉や骨格のバランスを整えることで、阻害要因をなくし、人が本来持っている自然治癒力を働きやすくするための技術です。事故や疾病が原因と思われる場合は内科や整形外科等の医療機関の診断をまず受けることが大切です。