悪化した首痛と微熱で仕事に支障がでている 20代女性

2023年12月14日

首の痛みが悪化。自律神経の仕組みの特性に逆らった施術で起きることがあります。

痛い箇所に刺激を入れることは、意味が無いだけでなく、悪化の可能性があります。

悪化した首痛と微熱で仕事に支障がでている 20代女性

「3ヶ月前に急に首が痛くなって、高い熱が出て、そのあと微熱が1ヶ月くらい続きました。」

「一旦マシになったのですが、1ヶ月前から首の痛みと微熱がまた出て、仕事に支障がでているんです。」

「前からあった肩こりも、首痛再発してから強まって、わけわからないくらい強く重いんです。」

治療履歴:

  1. 3ヶ月前 首痛+高熱発生 →熱は微熱に変わる
  2. 2ヶ月半前 内科で血液検査異状無し
  3. 2ヶ月前 首痛マシになる+微熱引く
  4. 1ヶ月半前 治療院に週3で行き始めた(電気+強く揉む
  5. 1ヶ月前 首痛悪化+微熱再発
  6. 1週間前 整形外科で首のレントゲン異状なしでご来院

20代女性。

頭を動かすときの首痛と重く強い肩こりの図
頭を動かすときの首痛と重く強い肩こりの図

動いていただくと、

首痛:頭を上にすると首の真ん中やや右寄りに痛み。頭左右も同じ位置に痛み。

肩こり:両肩全体がどうなっているかわからないレベルに重く辛い状態。

整体要因リレーション

整体チェック法でみた不調との連動部位。

首痛:

  • 脚部の緊張との連動 40%
  • からだ内部緊張との連動 20%
  • ストレスが直で関わる 20%
  • 肩にかかる防御反応による緊張との連動 20%

肩こり:

  • 肩にかかる防御反応による緊張 40%
  • 脚部の緊張との連動 40%
  • からだ内部緊張との連動 20%

整体チェック法の反応からも、強く揉まれたことの防御反応が大きく関与しているみたいです。

自律神経がかけている緊張に対し自然な解放を促す施術

からだに溜まった緊張で不調が発生し緊張の解放で不調が改善するイメージ図
からだに溜まった緊張で不調が発生し緊張の解放で不調が改善するイメージ図

自律神経が起こす筋反射を利用した整体チェック法で、からだに溜まった緊張を一つ一つ捉え解放を促していきます。

マッサージやストレッチなど刺激は入れない施術です。

施術経過

初回施術

整体チェック法でチェックしながら、緊張の解放を進めていきます。

防御反応による緊張が多いです。チェック法の反応が落ち着いたところで中間確認。

「? わからない。」

「変化わからないです。まだ痛い。」

蓄積が多すぎます。再度調整を繰り返します。

確認で、

「あ。首、減った。すごい!」

「でも、まだ痛い!」

再調整を数回繰り返し、

蓄積が多いので首痛は(最初10→5)半分の減りに留まり、肩こりについては変化がわからない状態で終了。

施術経緯から、元々の蓄積の始まりは、温度差ストレスの影響と思われるので、半身浴の個人ごとの最適値をお伝えして、痛い箇所に触らないこともお伝えして終了。

2回目(前回から6日後)

「なんか調子良くて。」

痛みが消えたのですか?

「前を10としたら6レベルの痛みがあるのですが。」

仕事できないくらい首が痛い日が無くなったんです。

「肩は、つらいけど前よりましです。」

施術で、

首痛:今日を10として→8レベルに減る

肩こり:術前より少し楽に感じる

3回目(前回から6日後)

「首痛は前回の整体後の状態です。」

「肩は溜まっています。」

施術で、

首痛:今日を10として→5レベルに減る

肩こり:どこかわからないけど抜けてきた感じがわかってきた

4回目(前回から18日後)

「日によりますけど、首痛が強まる日があります。前のような仕事できないレベルではないですけど。」

「肩はこってます。」

施術で、

首痛:今日を10として→5レベルに減る

肩こり:楽な感じ

変化の仕方から、カラダの緊張の蓄積量がだいぶ減ってきた感があります。

5回目(前回から21日後)

「良い感じなんです。」

首の痛みが消えました

よかった。

「肩こりはありますけど、首は動かしても痛まない。」

施術で、

首痛:無し

肩こり:コリを感じない楽な状態を体感できた

肩こりにかかわっていた緊張の蓄積が少なくなってきて、肩こりの無い状態を体感していただけて喜んでいただけました。

習慣改善と施術メンテナンスで、肩も慢性化から抜け出せるでしょう。

整体所感

緊張の蓄積が極端に許容範囲を超えていたケースでした。

緊張の蓄積とそれが解放されたイメージ図
緊張の蓄積とそれが解放されたイメージ図
  • 蓄積が許容範囲を超えた量が多い
  • 防御反応による緊張がかかわっている

この2理由から痛みが抜けるのに回数がかかりました。

特に防御反応が厄介な存在なのです。

自律神経が起こす防御反応に注意

鉄棒したら手に豆ができたり、外反母趾の様に合っていない靴で関節が肥大したり、体は状況に合わせて順応させてきます。

同じく、強い刺激の施術を受けると、体はその箇所に緊張を入れて守ろうとします。

刺激により一時的には柔らかくなる場合はありますが、約2h後くらいに刺激箇所の緊張が、刺激を入れる前より硬くなってしまうことがわかっています。

繰り返すことでこりが悪化するので注意が必要です。

コリはなぜ発生しているか?を考えることが大切

コリとは、ストレスを受けて脳が筋膜に緊張を入れている状態。

こった箇所を揉んでも、それによって脳が緊張を解いてくれることはありません。

今回のお客様は、「週3で一ヶ月半、強く揉む治療院に通いました。」

悪化を感じながらも、痛みを我慢しながら受けてられたらしく、体の防御反応をおさめることが一番のテーマになった施術でした。

- About Us -

岡山市 自律神経に着目した整体院 ほぐし庵

完全無痛の技術

技術的特徴
●不調の原因(緊張)を捉える技術(整体チェック法)
●緊張の開放を促す技術
この2つが一体化していることが特徴。
緊張の解放に比例した、不調やバランスの改善をその場で確認できます。
  病院の検査で異常無い全身のお辛さが対象範囲です。
お辛さには必ず原因が存在しています。
医療機関で手だて無く悩んでおられる方へ、意外と整体的要因が原因である場合があります。ご相談ください。