人間
京都では、私たち家族三人は公団の団地に住んでいました。
分譲を個人が賃貸していた物件で、公団賃貸より間取りが広く、とても気に入って借りました。
しかし、入居した時、網戸が無かったんです。
1階なので、間違いなく蚊が入ってきます。
その時、買おうかなとも思ったのですが、子供への影響を考えて、作ることにしたのです。
影響?
「なんでもお金をだして解決するのではなくて、作れるものは作る。」という考え方を感じてほしいと、その時思ったんです。(ものを作るのが好きだっただけかも)
ホームセンターを往復して、まあまあのものができましたよ。しかし、トータルの費用は買うのとあまり変わらなかったですね。
この頃は、会社員で、整体を副業にしてなかったから、休みはフルに使えました。
ある時のこと、この網戸に蜂が巣をつくったんです。
取るのなら小さい時がいいのですが、共存もいいなとそのままにしていました。
かわいい蜂の巣をながめながら、「木枠の網戸だから、生物が寄ってくれるんだな」 とか思っていたのですが、日増しに大きくなっていきます。
こぶし大に成長した時には、網を圧迫するようになり、どうしようかなと家内と相談したりもしてました。
ある休日、巣の様子を見に行くと、蜂が網戸を必死で噛み切っているところでした。
外に拡張できないので、中に広げるところだったのでしょう。
子供に危害が加わったらいけないのでしかたなく駆除しました。
(こうなるのなら、早いうちに取っ払ったほうが、蜂のためにもよかったな)と考えたことを思い出します。
京都から岡山に引越し、荷降ろしの時、引越しやさんがちょっとさわいでます。
アシナガバチが玄関に巣を作っていました。
ほぐし庵に上がる階段のすぐ横になります。
蜂とは縁があるなあ、どうしようか悩み、WEBで調べたら、あまり攻撃性は無いらしい。
しかし、万が一お客様を攻撃したらと考えると、蜂には申し訳ないけど、除去しかないかなと、業者へ連絡しました。
「一万円ですよ。でも個人でもできますよ。」(良心的な業者さん)
夜、巣に集まって寝たところに、専用のスプレーを吹き付けたらいいらしい。
やりました。そして、次の日巣を落としました。
人間=エゴイスト 反省。