最後の試合

高校の野球部で試合を直前に控えている青年。

脊椎分離を2箇所で起こしていてその箇所に痛みが発生している。

筋肉のコリでカラダが前後に曲がらない状態。

同伴のお母様が、「このお尻もみてやってください」、すると、

スライディングであざができて、パンパンに腫れている。

「まず、しばらく練習を休まなきゃ」

「いえ、休めません」「今日もしてから来ました」

「え!......」

命をかけているのかなと思うくらいの力の入れよう。

いつもの施術を施し、最後、操体法で可動域をさらにつけて。

(最初の状態から考えると、最大限の変化を起こせたな)

「じゃ、後は様子をみてください」

「.......まだ痛み残っています」

「これ以上はさわれないですよ」

3週間後、また来てくださいました。

その時の状態を考えると、日にちが空いているので何でかなと思ったのですが、前回と同じ動作確認では痛みが出ません。背中もやわらかい。

ヒヤリングすると、前回の施術後、次の日には痛みが治まったらしいです。

必死の人は時々思わぬ治癒力を発揮します。

高校最後の試合だったらしいです。

私の施術、思いでつくりの一助になったかな。

腰痛

Posted by 院長