我慢
紹介でご来院。70代女性。
右足に体重がかかると右膝に激痛が出る。立った状態が長くなると右ふとももがしびれてくる。
初回は三軸修正法のコンセプトを入れた手技でバランス調整。
「すっと立てます。」
曲がっていた膝が伸びていた。
しびれは出ていなかったので、しびれは想定施術をして完了。
今日が2回目の施術。
「痛みは半分以下に減っています。前のような激痛はありません。」
「ふともものしびれはまだ出ます。」
激痛が緩和していてホッとしました。
今日も同様の施術を行っていると、
「先生、一旦、起きてもいいですか?」
右ふともものしびれが出てきたらしいです。
「辛さは我慢しないでくださいね。出始めたらすぐ教えてください。」
辛さが出た状態は、チェック法で原因を特定しやすいです。
背骨上部に骨の不調和がありました。
ズレているから、同じ姿勢が長引くとでてくるわけですね。
一通り終わって動作確認をしていると、座った状態で右ふとももの横をしきりにこすってられます。
「お辛いのですか?」
「うつ伏せになる途中、ベッドにあたった時に痛かったから。」
これも三軸コンセプトをかけて、
「取れました。違和感は少し残っていますけど」
膝の痛み。レントゲンで軟骨がすり減っているケース。
無くなったものが再生することはありませんが、バランスや歪みを調整すると、膝の骨の当たる位置が変わってきます。
この進捗だと、おからだが安定してくると、痛みはさらに出にくくなると思います。
でも、施術中は、出てきた痛み、暑さ寒さも含めて、我慢はしないでくださいね。
辛さの位置は、改善の鍵になりますから。