投球の痛み
「投げるときに肩が痛くて力が入らない。肘の内側も痛いです。」
中学生の男の子。整骨院で改善なく、野球つながりの紹介でご来院。
チェックしていくと、使い疲れから来ているのかなと思われる反応。
これは、問題なく取れると思いますが、背骨のねじれが目立ちます。
三軸コンセプトでのバランス調整と肩と肘への施術を行い、まずは腕の上下の確認。
最初より上がってきた、背中の歪感も取れてきている、しかし、
「肘が先に痛みます。」
肘の痛みは強くないらしいですが、肩と肘が連動しているみたいなので、肘も念入りに調整を入れます。
3回ほど確認を繰り返し、楽に上がるようになったので、
「投球の動きをしてみてください。」
「シャドウでは痛みは出ないんですよ。」
「硬球は持ってきていますか?」
「いいえ。」
ちょうど、私の小さなステンレスポットがあったので、「これでも確認できますか?」
「はい」
ぶんぶん音がします。
「だいぶ楽です。」「これなら大丈夫です。」「先にこっちにくりゃーよかった。」
野球つながりでこられるお客様が増えて感じること。
今のところ、術後の再発は少ないですが、医療の検査は必ず受けたほうが良いと考えています。
整骨院や整体より先に、病院の検査でちゃんと状態を知っておくことは重要です。
痛みの有る無しが状態を物語っているとは限らないと思いますよ。
大切な夢に向けて、時には休むことも大事。