ストレスからの可動障害 – 左股関節が痛くてしゃがめません

「左股関節が痛くてしゃがめません。」

「不調が出始めたのは2~3年前からですが、ひどくなったのは1年前くらいからです。」

紹介でご来院。20代男性。

 

しゃがんでいただくと、左股関節内側の痛みと外側の痛み。

膝が90度ほどしか曲がっていません。

 

チェック法でチェックしながら無痛の技をかけていきます。

複数のマスキングと下腹部内部との緊張連動が反応。

確認で、

「痛っ!」

再調整を複数回繰り返して、

「膝が曲がってきた。けど、痛い。」

 

工数がかかるケースです。

再調整を繰り返して、膝角度30度くらいまで改善したところでチェック法の反応が出なくなりました。

今日はここまで。

 

(2回目 5日後)

「一年前ひどくなった時以前にあった現象が出てきました。」

「股関節がボキッと鳴って少し楽になるんです。」

緩んできたのか?でも、膝角度は前回終了時と同じ状態です。

痛みも強い。

 

同様の調整で、再度、複数のマスキング消去。

そして、今度はストレス系の緊張がたくさん反応してきます。

「曲がってきた。けど、痛い。」

 

再調整で、

「おっ!しゃがめた。でも、痛みがある。」

さらに何度か調整して、

「楽です。」

 

ペタッとひざ裏が着き、痛み無くしゃがめるようになりました。

「仕事が変わってからこの現象が出始めたんです。」

 

ストレスから自律神経が乱れます。

それにより筋肉などに緊張が入る場合があるわけですが、それを放置していたり、不適切な処置をしていると、さらに緊張が重なり可動域がだんだん狭くなっていく場合があります。

 

施術の経緯から、

最初はストレスだけで不調が出始めたと思われますが、

冷えによる自律神経の乱れも手伝って、さらなる可動障害と痛みに至ったと考えられます。

 

工数はかかっても、きっちり緊張の因果関係を解除していけば、元の状態に戻っていきます。