妊娠時の腰痛が産後も続いて寝返りができない

2015年11月16日

「一ヶ月前に出産したんです。」

「良くなっていた腰が、妊娠したら動けないくらいに痛くなって、」

「出産してからも、歩いて痛いし、仰向けできないし、寝返りができない状態です。」

 

一年半ぶりのご来院。

20代女性。

 

当時、3回詰めてくださり腰痛は改善していました。

ずっと調子よかったみたいですが、

妊娠も出産もストレスがかかりますよね。

 

腕を上げていただくと、

「痛い!びっくりした!普段あげんから気づかんかった。」

Yの字状態になっています。

 

腰は後ろに反ることができない状態。

 

整体チェック法でチェックしながら無痛の技を入れていきます。

整体要因リレーション:

  • ストレス系緊張の影響 30%
  • 冷えからの内部の緊張との連動 15%
  • 股関節内側の緊張の影響 30%
  • 肩からの影響 15%

チェック法の反応に沿って順序良く緊張層を相対解除の間接手法を使って解放していきます。

 

動きから、肩の異常な緊張が大きく絡んでいると予測しましたが、

股関節に付帯したマスキング現象とストレス系緊張の堆積が主になっていました。

 

妊娠時に物理的ストレスを我慢することでマスキング現象が多発するのでしょう。

マスキング間のストレス系緊張を解放しながら、時々反応する肩と内部の緊張の影響を解放していきます。

 

確認で、

「わっ。手が上がります。首もない。軽っ!」

「後屈もいくいく。曲がります。」

「少し、腰に残っているくらいです。」

 

再調整で、

「後ろ楽です。」

「ほかも問題ない。軽い!」

 

「先生。骨盤ってどうなんですか?」

ちゃんと整体チェック法でチェックしていますよ。

 

ご出産後で気にされているのでしょうが、

『整体的不調の消失』 は全身整体のうえに成り立っています。

 

部位間は必ず影響し合いますから、部分的な整体って本来は存在しないんですね。

『全身の調和』 = 『骨盤周囲の調和』

ということです。

 

今回はだいぶ緊張層が溜まっていました。

妊娠時、お辛かったでしょう。

妊娠中も座位や仰向けで施術できますので、初回にお渡しする資料に説明があればよかったですね。