慢性の肩こりから抜け出したい
「先日、強い肩コリと左肩の冷えを感じて心配で病院に行きました。」
「首の骨の間が狭くなっている診断で、牽引をしました。」
「肩首のコリは昔からで長いんですけど、こりにくいカラダになればと思ってきました。」
50代女性。
じっとしていても左肩がズーンと痛い。
手を挙げると右肩も強く痛む。
右腰に常に張り感。
パソコン作業が多いらしく、よくあるタイプの悪化した肩こりです。
「こりにくくなりたい」 ために当院を選んでいただけたことが嬉しいです。
整体チェック法でチェックしながら無痛の技を入れていきます。
整体要因リレーション:肩こり
- 内部の緊張との連動 40%
- ストレス系の緊張の影響 20%
- 肩自体の問題 20%
- 内股関節の緊張の影響 20%
内部の緊張は冷え(体内の温度差)によるものです。
マスキング、部位間の連動をチェックしながら、
相対解除の間接手法でカラダ内部の緊張との連動解放を繰り返します。
確認で、
「うわー。なんか軽い。」
「首もまわります。」
「あっ。腰が楽!」
残った痛みを再調整して痛み無く終了。
- 主要因である冷え対策の最適条件
- マッサージなど刺激を絶対に入れない
ことをお伝えして終了。
(2回目 4日後)
「帰って少ししたら元に戻りました。」
「効果あるんでしょうか?」
「左肩が辛い。常に気になる。」
初回の施術でお辛さが変化しているので、技を入れるポイントと入れた技の種類は合っています。
【辛さが戻る理由】
- 体内深部の緊張層が表層に出てきた
- 防御反応が再度その箇所に緊張をかけてきた
- 原因対策(冷え取り)の効果がまだ出ていない
日にちがあまり経っていないのに戻る理由は、
主に、1と2です。
1について、
初回の施術では届かなかった深部の蓄積層を治癒力が表面に出してくれているのです。
つまり、次の施術で取ればそれだけ古い蓄積層は減りますから、
戻った痛みは、改善へ至る一つの過程にすぎません。
2について、
刺激に対してカラダが守ろうとして入れてくる緊張なので、
『習慣的におこなっていた患部への刺激』 などを止めればだんだん起きなくなります。
2回目の施術もお辛さ無くなり終了。
(3回目 9日後)
「右肩は緩和してきました。」
「左肩はズーンではなく、首の上から肩までつった感じの出方に変わっています。」
「肩甲骨の間に触ると痛いところがあります。」
「腰はだいぶ楽です。」
よかった。
幅広いズーンとした感じではなく、コリの出ているポイントがはっきりしてきました。
これは、蓄積した緊張層が減ってきて、減った分辛さは弱くなり、痛点が絞られるのでポイントが明確になってくるのです。
同様の施術で辛さなく終了。
(4回目 18日後)
「左頭の付け根から下につった感じが少し。前より良くなっています。」
「右鎖骨の上に硬いところがあります。」
「ずいぶん楽になってきました。」
「靴下の重ね履きもがんばっているんですよ。」
確実に慢性化の負のルーチンから抜け出していることを自覚できて、冷え取りもさらにやる気をもって取り組んでいただけています。
習慣改善で原因を抑えているので、この後は、施術間隔を開けていっても、さらにこりにくさはアップしていきます。
【こりにくいカラダを目指す】
- 真の原因に対して対策する
- カラダに蓄積された緊張層を減らしていく
病気や疾患でなければ、この2点を突き詰めていけばこりにくいカラダに変わっていきます。
しかし、『真の原因』 が把握できていないことで、こりに刺激を入れたり、悪化させてしまっていることが多いと感じています。
『真の原因』 = 自律神経の乱れによる緊張
つまり、冷えやストレス対策をおこなう必要があります。
よく、姿勢や筋力、使い疲れ的な要素を原因とする考え方があります。
作業姿勢、動きの癖など、それらは基本的にはカラダの順応力が補ってくれます。
その動きや作業をすればするほど自然と筋肉もついて、痛みやこりとしては出にくくなる方向にカラダは順応する。
つまり、きっかけにはなっても慢性化の原因にはなりにくいと施術を通じて感じています。
慢性化から抜けるには、自律神経の乱れへの習慣改善を主とした取り組みが必要で、当院ではそれを重視したアドバイスをおこないます。