授乳中の腰痛
「授乳で抱っこの間、腰が痛くて辛いんです。」
「一週間前からで、運転中、立ち座り、あぐら、かがんだり反ったりでも痛みます。」
紹介でご来院。40代女性。
特に左お尻に痛みが集中しています。
動いていただくと、前屈と起こすときに腰回り。
腕の動きで授乳中に共通の肩や肩甲骨周辺の痛みも訴えられます。
授乳期間中は不調が出やすいです。
整体チェック法でチェックしながら無痛の技を入れていきます。
整体要因リレーション:でん部・腰痛
- 冷えによる内部の緊張との連動 40%
- ストレス系の緊張 20%
- 肩の緊張からの影響 20%
- 股関節の緊張からの影響 10%
整体要因リレーション:肩周辺
- 冷えによる内部の緊張との連動 30%
- ストレス系の緊張 20%
- 肩の緊張からの影響 20%
- 股関節の緊張からの影響 20%
マスキングに合わせ、相対解除の間接手法で内部との緊張連動を解放。
随所に付帯するストレス系緊張層の解放、部位間リレーションの調整を行って確認。
「肩、楽になっている。」
「左お尻はまだ痛い。」
再チェックでお身体の随所にストレス系の緊張が反応してきます。
蓄積が多く、確認と再調整を数回繰り返しました。
最終確認で、
「たいぶ引いてきた。抜けた感じ。」
「すごい!聞いていたとおりですね。」
色々な動きをしていただいて、痛み無く終了できました。
改善の変化量は、蓄積された緊張層の量とその性質に左右されるので、人それぞれ個人差があります。
技の説明や生活習慣の改善を説明していると、
「20分くらい授乳しているんです。その時の辛さがどんどん増すようになって。」
「断乳したほうがいいんじゃないかと考えていたところなんです。」
「今後、...」
今、楽にはなっているが、ご遠方なので何度も通えないなか、今後の不安があることがわかりました。
『授乳を始めるとまた出てくるんじゃないか?』
『授乳をやめると赤ちゃんが可哀そう。』
今回、冷え(体内の温度差で自律神経が乱る)により起きた緊張層の蓄積がベースになっていました。
使い疲れやストレスの影響もたくさんありましたが、
冷えによる緊張の蓄積が無かったら、今回ほど酷いお辛さにはなっていなかったケースだと感じています。
お伝えした最適条件で冷え取りをおこなっていただくと、おカラダに余裕ができてきます。
他の授乳中の方も共通ですが、
おカラダに余裕ができることで、使い疲れやストレスなどの量が今までとかわらなくても、痛みとしては表面化しにくくなります。
施術は月一回でも大丈夫と思いますよ。