慢性的な首の痛みが4か月前くらいから悪化 右顎も痛い40代女性の改善経過

2024年11月14日

病院で異常がなければ、体に緊張が溜まることによって結果的に首に痛みが出ます。

顎の痛みも同様です。

自律神経との密接な関係があるわけですが、現在進行形のストレスによって痛みが出ている場合は、そのストレスからの影響を減らす習慣を取り入れることも必要です。

慢性的な首の痛みが4か月前くらいから悪化 右顎も痛い40代女性の施術

改善経過を動画でまとめています。

お客様に整体の効果を感じていただけた後、公開の許可をいただいております。

痛みは動画には撮れませんが、体に溜まった緊張が減ることで筋膜が解放されますから、可動域に変化がみられます。

今回は、顎の痛みも訴えられているので、開口の可動域の変化で緊張の減りを確認し、痛みとの相関を動画で見ていけるようにまとめています。

お身体の状態

首の痛み

頭上下で首下方に痛み。

開口

数回、口を開けたり閉じたりしていただきましたが、体に緊張が溜まりすぎていて、脳が開口を制限してくる状態。

右顎に痛み。

初回施術前の開口:開けるたびに制限がかかり狭まっている

首の痛みと顎の痛みの改善経過

5回の施術までの改善点と課題

改善点

顎は5回までに痛みなく開口がスムーズになり、首の可動域も改善していった。

課題

首の痛みの位置や範囲は変われど抜けきらない状態

6回目施術前の開口:痛みなくスムーズ

8回目までの施術でわかったこと

7回目ヒアリング

首の痛みはあるが、「可動域はかなり広がっていて以前と全然違う」と評価いただけた。

しかし、消えていた腕の痛みが再発。

8回目の施術

8回目の施術後、首の痛みと腕の痛みは、変化はすれど消え切らない。

体に溜まった緊張が減っていることは、開口可動域の改善から、かなり減っているはずなのに痛みが残るので、

現在進行形のストレスが、直接かかわって出ているストレス痛かもしれないと判断。

9回目の施術で痛みが無くなり終了できた

ストレス痛のメカニズムを事例で説明して、ストレス痛になるかもしれないストレスの種類をご理解いただけた。

すると、ストレスになっているかもしれない事象を教えていただけた。

施術ポイントが明確になってきたので、それをテーマに施術を進めると、

9回目の施術は、首も腕も痛みが消えて終了できた

10回目施術前の開口:開口アップしている

結果的に、現在進行形のストレスがかかわる痛みということがわかりました。

現在進行形のストレスの影響を少なくすることができるセルフメンテナンスが公開されています。

それをお伝えして終了しました。

現在進行形のストレスが関わるので、その増減によってまだ痛みとして感じることはあると思いますが、お伝えしたセルフメンテナンスを行うことで、その影響が少なくなっていくことは、他のお客様の実績からわかっています。

整体所感

医療で異常が無ければ、体に溜まった緊張によって不調が出ます。

過去から徐々に溜まる緊張と、今のストレスによってかかる現在進行形の緊張との足し算で、体の許容範囲を超えると痛みなど不調として現れます。

からだに溜まった緊張で不調が発生し緊張の解放で不調が改善するイメージ図
からだに溜まった緊張で不調が発生し緊張の解放で不調が改善するイメージ図

過去から徐々に溜まった緊張は解放しやすく、量だけの問題なのですが、現在進行形のストレスがかかわるストレス痛の場合は、ヒアリングを深めることで解放の糸口をつかめる場合があります。

現在進行形のストレスの影響は、考えすぎなどによる脳過労も関わってきますので、脳過労について理解を深めることも予防になります。