ぎっくり腰の70代女性。ご主人に付き添われ、つかまりながら、なんとか歩けている
「友達なのですけど、ぎっくり腰みたいでみてあげてください。」
70代女性。お近くの常連様からの紹介でご来院。
ご主人に付き添われ、つかまりながら、なんとか歩けている状態です。
前日に女性専門サーキットトレーニングに行った後、デパートで長時間歩き、今朝、腰に違和感を感じた。ベッドに腰掛けて、靴下を履いて立ち上がるときに、痛みが出て歩けなくなった。
太ももは筋肉痛が出ていて、急な無理がたたったのかもしれません。
(一回目)
過去の腰痛暦から判断して、カラダを動かす手技は入れずに進めます。
うつ伏せの楽な体制から、ご自身で動いていただきながら施術ポイントを特定していきます。
技は、三軸コンセプトの技と転嫁法。
股関節のズレが大きく、調整に時間がかかりました。
背中の歪感が小さくなり、真っ直ぐ立って歩けることを確認して終了。
来院時に着けていたコルセットを着けようとされていたので、
「もうつけなくても大丈夫ですよ」
「心配ですから。」
(二回目 次の日)
今度も付き添われて、杖でご来院。
「杖は必要ないはずだが...」
ヒヤリングで、痛みや緊張は引いてきていることがわかり、立位のバランスも前回の効果が維持できていることを確認。
慎重な方なのですね。
施術は同様の施術と基本手技の一部を入れて、効果を納得していただいた。
痛みは取れているけど、状態から判断して、次回も次の日をお願いした。
帰りの院の階段は、お一人でとんとん降りていかれた。
(三回目)
「帰って動いていると腹に力が入って、腰に響いてきます。でも、寝返りは楽ですよ。」
今度は、基本手技中心で施術完了。
歪み感はだいぶ消えて、一区切りにはなるけど、元々のバランスの悪さがあるので、少しずつ間隔を開けたほうが良いケースです。
「今度は、一ヵ月後でいいかしら?」
「ん~..もう少し慎重にされてもいいと思いますよ。」