尾骨の痛みで座れなくなった小学6年生
「6ヶ月前に突然尾骨が痛くなって座れなくなりました。」
「カイロプラクティックの尾骨矯正でしばらくは良かったのですが、3ヵ月前から痛みが出たり引いたりを繰り返しています。」
小学6年の男の子。お母様とご来院。
椅子に座って30分くらいで痛くなるみたいです。
尾骨の痛みは、尾骨自体がズレている場合がありますが、
- カラダのねじれ
- ストレス
- 冷えによるカラダ内部の緊張
など、他の要因が主因で結果的に尾骨に痛みが出ている場合が多いです。
整体チェック法でチェックしながら無痛の技を入れていきます。
尾骨のズレが反応しますが、カラダ内部の緊張、ストレス系のマスキングが強く反応してきます。
解除して確認。
「痛くないです。大丈夫です。」
施術ではストレス系の緊張を解く技をたくさん使いました。
尾骨の痛みとの整体的関連性をお母様に説明すると、
「修学旅行を間近に控えているんです。」
「あと、〇〇のことをこの子が気にしていて、...。」
思春期特有のよくある悩み。修学旅行があるなかで、ストレスの原因がそこにある気がします。
2回目、3回目の施術のヒアリングで3時間ほど座位が大丈夫なことを確認。
その後、何かのタイミングで痛みが出たことでのご来院が数回ありましたが、
痛みが無い日が続くようになって、修学旅行の日を迎えることができました。
修学旅行終了後、お母様からメールがあり、
「昨日、修学旅行が無事終わりました。何事もなくホッとしております。」
と無事のご連絡をいただきました。
その後、一か月たち、お母様のご来院はありましたが、お子様のご来院はありません。
経過からも、ストレスの要因が強かったものと感じています。
継続的なストレスは自律神経を乱し、弱い箇所や、一旦痛みが出た箇所に緊張を入れやすい傾向があります。
つまり、緊張を一旦解除して整えても、ストレスが現在進行形であれば、再度同じ箇所に緊張が入り痛みがでやすくなる場合があるわけです。
しかし、ストレスが現在進行形の状態でも、痛みの間隔や程度は整体で減らすことができます。
思い出作りの一助になれて良かったです。