左足の痛みでストライド走法ができない2
ブログ 「 左足の痛みでストライド走法ができない1 」
愛媛県20代女性。2回に分けて行う採用試験のついでにご来院いただけました。
2回目の施術です。(前回から一週間後 日曜日)
左足のお尻とハムストリングスの痛みが取れた状態で前回は終了。
「あの後、5日間練習で走りました。」
「痛み、少しは気にりましたけど走れました。」
「以前より格段に変化していました。」
「でも、...土曜日に試合があるから、金曜日に治療院で電気をあててしまって...。」
「その後、全身がだるくなって、土曜日の試合では痛みが戻ってきたんです。」
どれくらい戻りました?
「3分の1くらい。完全にもどってしまったわけではありません。」
「いつも試合の前に行っていたところなので、そこに行かずに試合に臨むのが怖くて。」
「以前はそれで調子が上がっていたから...。」
痛みや緊張(コリ)は自律神経が組織に緊張を入れることで起きています。
自律神経に着目した技で緊張を解いて筋肉を解放させると、痛みは無くなり、本来の機能を取り戻していきます。
以前のように、サンドイッチのように緊張が積もっている状態であれば、電気治療によって一時的にましに感じる状態に変化する場合はあると思います。
しかし、今は、筋肉が本来の状態に戻ってきています。
不要な刺激に対して自律神経が緊張を入れてその箇所を守ろうとするから、そのぶん辛さが戻ってしまったわけです。
今回のことは、不要な刺激を入れないことの大切さを身をもって体感していただけたことになりました。
電気治療への防御反応も一緒に解除していきます。
整体チェック法でチェックしながら無痛の技を入れていきます。
ヒアリングの事象にあわせてマスキングが反応してきます。
まだ、冷えもかかわっています。
試合の後で、筋肉痛もあるみたいで、それも解除していきます。
途中、もぞもぞ動きが、
何か違和感でも?
「昔、シンスプリントになったことがあって、その時みたいにスネが張ってきました。」
承知しました。
施術の過程で昔の症状が出ることはよくあります。
関連の緊張層も合わせて解除して確認。
「あれ、その場で動かしても筋肉痛は感じない。」
「うそみたい。」
じゃ、外を走ってみましょう。
1回目の確認:
「ハムもお尻も痛いです。筋肉痛も感じました。」
2回目の確認:
「筋肉痛だけ感じます。」
3回目の確認:
「走れます。ハムとお尻に少しだけ違和感を感じます。」
4回目の確認:
「走るときは何ともなくて、走った後に違和感を感じるだけです。」
完了です。
筋肉痛は一種の防御反応なので、その場の動きで感じなくなっていても、走った瞬間にその動作に反応して脳がかけてくるわけです。
全身の緊張層を取っていき、お身体に余裕ができてくると、その防御反応も起こす必要が無くなって足にかからなくなるわけです。
まだ、古いマスキング層などがあれば、後々出てくるかもしれませんが、その時はご来院ください。
基本的にはこれで、冷え取りの実践と不要な刺激をいれないことを守っていただけたら、あとは治癒力がすべてを解決してくれるでしょう。
今日は採用試験の面接の前にご来院。
走って汗かいちゃいましたね。
面接がんばってください。