チック症と緊張の蓄積との関係が明確だった5歳男子の事例

病院で異常がみられない痛みや痺れや不定愁訴など不調は、自律神経が関わる緊張の蓄積現象によって起きています。

蓄積が、カラダの許容範囲を超えることで辛さになっている。

緊張の蓄積が辛さや歪みを生み、開放することで辛さや歪みが減るイメージ図

緊張の蓄積が辛さや歪みを生み、開放することで辛さや歪みが減るイメージ図

 

今回は、子供のチック症の改善事例で、緊張の蓄積との関係が明確な事例でした。

 

緊張の蓄積の大半は、過去の古い緊張で、何らかの理由により抜けにくく残っている状態。

したがって、自律神経系の整体手法で、古い緊張であることをカラダ(脳)に気づかせると、カラダ(脳)は自ら古い緊張を開放してくれます。

 

15回かかりましたが、緊張の蓄積を開放して、チック症状が出なくなった経過をまとめました。

チック症と緊張の蓄積との関係が明確だった5歳男子の事例

ご両親と御祖母様が既にご来院されていて、「息子のチック症に、もしかしたらこの療法が?」と、施術をさせていただくことになりました。

チック症状

  • 嘔吐
  • 舌をかむ
  • 喉を鳴らす

など。

症状の変化の確認の仕方

チック症の変化の経過を次のご来院時にメモでいただきます。

普段のストレス事象も緊張の蓄積には関わっているので、影響があったかもしれないストレス事象も、そのメモにご記入いただいて、本人の前ではチック症状の経過の話はしないようにして進めていきます。

改善経過

チック症 施術前ヒアリング(メモの受け取り)より
初回施術 喉を鳴らす
軽く舌をかむ
まばたき
2回目施術
4ヶ月後
舌をかむこと多い
嘔吐
3回目施術
19日後
前回施術後、すぐ嘔吐が減った。
逆に、舌を噛むのが増えたが、次の日から減った
4回目施術
8週後
喉鳴らし、咳など続いて、
昨日から舌を噛むのが出てきた
5回目施術
18日後
前回の後、舌を噛むの止まった。
激しい瞬き出た。
6回目施術
34日後
チック落ち着いていた。
風邪を引いてから舌噛みと吐き気がでてきた。
7回目施術
4日後
舌噛みと吐き気。
8回目施術
15日後
前回後、舌噛みがすぐ落ち着いた。
数日前から反対側の舌噛みが始まった。
9回目施術
48日後
チックが少し出たり、自然と治ったりする。
昨日から舌噛みが出てきた。
お母様のご来院で状況確認
(2017/07/20)
「だいぶチック症状が出にくくなって、出てもしばらくしたら引いていくような感じなんです。」
10回目施術
32日後
チック落ち着いていたのですが、
数日前から舌噛みが始まった。
11回目施術
4日後
舌噛みが一日中ある。
嘔吐も出てきた。
12回目施術
52日後
3日前くらいから舌噛みが始まった。
13回目施術
56日後
1週間前から舌噛みが始まった。
14回目施術
12日後
前回後、舌噛みがすぐ落ち着いた。
しかし、4日ほど経つと出てきて、今は1日中噛んでいる。
15回目施術
2日後
舌噛み酷い。寝ている時も噛んでいる。
前回から5ヶ月
(2018/05/19)御祖母様から状況確認
「あれから、チック症状全く出ていないんです。ひやひやすることはあったけどチックが出ずに済んで。」

「小学校に入学したんですけど、ここからが性格がガラッと変わって、とにかく外に出ようとする。社交的に変わっていて、友達が増えたんです。」

よかった。良くなって間隔が開いていたことがわかりました。

施術のポイント

冒頭にも書きましたが、医療で異常が無ければ、緊張の蓄積で不調が出ています。

蓄積なので、カラダの許容範囲を超えた時は、過去の古い緊張も関わった形で症状と連動してしまうことがわかっています。

下図は、緊張の蓄積には古い過去の残緊張が関わって許容範囲を占有していることをイメージ化したものです。

緊張の蓄積には過去の残緊張も関わっているイメージ図

緊張の蓄積には過去の残緊張も関わっているイメージ図

マスキング現象については、下記リンクをご参照ください。

マスキング現象にアプローチできると改善が早まる
整体におけるマスキング現象とは。 単純に言えば、カラダを広い範囲で緊張層が覆ってしまって、その奥にある緊張層が自然には抜けにくくなる現...

3歳の頃の残緊張がポイントだった

最後の施術となった15回目の施術で、時系列チェックで、3歳の頃の緊張が整体チェック法に反応してきました。

その残緊張を開放することで、結果的に、症状が出なくなったことになります。

 

御祖母様のご来院時(2018/05/19)にお孫さんの経過を伺っているときに、「何の残緊張かわかりませんが、時系列で3歳の頃の緊張が最後の施術で表面化してきたんです。」とお伝えすると、

 

「3歳?」

「わかります!」

 

詳細は書けませんが、3歳の時に、お子さんのためにと考えておこなったことが、大きなストレスになっていたらしく、

「そこから給食を吐きだしたんです。」

とのことで、大きな残緊張として、この時のストレスが残ったままになって、チック症の主因になっていたと思われます。

整体所感

緊張の蓄積を開放する過程で、一旦、治まったかの様に落ち着いたかと思えば、また再発して、むしろ以前より強く症状がでてきた。

この様なぶり返し現象は、改善の過程でよくあることです。

緊張の開放によって、その下の蓄積層が表面化してくることで起きる現象です。

 

残緊張の蓄積の仕方によるので、経過は人によって様々です。

そして、他の症状でも見られる現象です。

 

「あ、あの時の痛みが出てきた。」

 

みたいに過去の症状を思い出される方もおられます。

3歳のポイントは、時系列としては奥に潜む緊張なので、今回は最後に出てきたみたいです。